
まずは全体のキャラクターのポーズを考えてそれを適当にラフります。
コレは最初のうちは必ずしておいた方が良いでしょう。
そうでないと、出来上がりのポーズが不自然になってしまいます。
それで納得するポーズが描けるまで、何度も描いてみます。
慣れてしまうとこの作業をしなくても描けるようになります。
実はこのキャラを描いたときはこの作業をしていなかったので、
後からこのラフを描きました。f(^^; でも、ラフはこんな感じで十分です。
極端な話、キャラの顔は描かなくても良んです。
全体の感じさえつかめれば良いんですから。

最初のラフを元に鉛筆等でキャラを丁寧に描いていきます。
もちろん、この時に細かい仕草やシワなども描き込みます。
最初は少し薄めに描いて、だんだん主線を強く描いていくと、
失敗したときに綺麗に直せます。
この時点で出来るだけバランスのおかしいところを
直しておくと後で楽です。
また、ペン入れに自信のある人はペン入れすれば
後の作業がかなり楽になります。
因みに、僕はペン入れが大の苦手でして、
出来るだけ綺麗にした鉛筆画を使います。>ポイント1参照

余談ですが、ペン入れは最初のうちは極力した方が良いです。
なぜなら、その後の主線修正が凄く楽になるからです。
で、ココからは主線修正の作業になります。
はっきり言って、ココが一番大切且つ時間のかかる場所です。
まず、描いた絵を300DPI位のグレースケールで取り込みます。
このとき、CGの大きさは気にしなくてOKです。
そして、スキャンした画像を更に拡大し、汚い線を消したり、
全体的に線を細くしたりして修正していきます。
パス機能を使えるならそれを利用するのも手です。
僕の場合、細かいところ以外はパス機能を利用しています。
>ポイント2・ポイント5参照

全体に線を綺麗にすることが出来たら、
今度は主線だけのレイヤを作ります。
まず、サイズを変更します。サイズの目安は、
解像度がディスプレイの解像度と同じ物(普通72か96DPI)で
縦のサイズが 480 600 768 の何れかにしておくと便利です。
(要するにディスプレイの縦のサイズに合わせて置くんです)
こうすれば後で壁紙にも起用しやすいですよ。(笑)
※ただし、印刷等の目的も含んでいる場合は、 サイズの大きいまま作成しましょう。 Webに載せるときに最後に縮小すれば問題ありませんし、 実はそうした方が奇麗に出来ます。 最近はずいぶんメモリも安くなっているので、 高解像度のまま編集する方も多いですね。 僕も最近はもっぱら400DPIで取り込んでそのまま着色して、最後に縮小画像にします。
サイズ変更後、主線をレイヤ化して"選択範囲"の"選択範囲の読み込み"
を選んで、更にチャンネル黒で"反転"をチェックしてOKを押します。
その後、新しいレイヤを開いて、黒で塗りつぶしをしてやります。
そうすると、新しいレイヤに主線だけがコピーされます。
その後主線だけのレイヤは必ず"透明部分の保護"をチェックしておいて下さい。
で、元の主線画像は見えなくしても良いし、捨ててもOKです。
そうしたら、色を塗る前に、表示モードをRGBカラーにしておきましょう。
※主線をパスで描いたり、各部品(髪とか腕とか・・・)で分けている場合はカラー画像に変更するときに レイヤーを統合するかどうか聞いてきますが、統合しない方が後で主線を着色するとに便利です。 メモリーに余裕のある方は、主線もレイヤー分けしていた方がいいですよ。
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